ヘアカット業界において今やすっかり主流となり、至るところで店舗を見かけるのが1000円カットです。
安価でお手軽な1000円カットですが、女性が利用しても安心してお任せできるクオリティなのでしょうか。
今回は、女性が1000円カットを利用する際のメリット・デメリットなどについて解説していきます。
1000円カットってどんなサービス・施術内容は？
1000円カットとは、文字通り1000円でヘアカットをお願いできるお店です。
ヘアカットのみなので、洗髪・髭剃り・カラーリング・ヘアメイクなどは受け付けていません。
1000円カットは今や全国どこでも見かけますが、特に有名なのが以下の2店です。
・QBハウス
「10分の身だしなみ」をキャッチフレーズに掲げて全国展開しており、圧倒的な知名度を得ている1000円カットのパイオニアです。
・PURE CUT
安さ、時間短縮に加えて、お客様一人ひとりと向き合う施術・接客姿勢が多くの好評価を獲得しているお店です。
では、次は1000円カットに関する「よくある疑問」についてみてみましょう。
1000円カットは女性も利用できる？
1000円カット店に在籍している店員さんは、国家資格である美容師免許を取得して、過去に他店での勤務経験がある方です。
スキル・キャリアともに問題はないので、「極端におかしな仕上がりになってしまった」という失敗はありません。
ヘアメイクやカラーリング、髪以外のメイクなどにこだわりがある人は、美容室が向いていますが、そうでない女性は1000円カットでも十分に満足できるでしょう。
男性客ばかりで気が引けない？
1000円カットというと、男性客しかいなくて女性は入店しづらいイメージがあります。
確かに利用客の男女比率でいえば、男性のほうが多いといえるでしょう。
しかし、1000円カットに関する女性の口コミ・評判を見ると「きれいに仕上がった」「こちらの要望をしっかり聞いてくれて、丁寧にヘアカットしてくれた」という意見が多く、女性側からの否定的意見は目立っていません。
女性の1000円カット店の利用は決して珍しいことではないため、女性が入店しても気が引ける心配は不要です。
1000円カットの美容師さんは上手？
先述した通り、1000円カット店に在籍している従業員は確かな美容師業に関するスキル・知識を持った国家資格取得者しかいません。
美容業は、資格取得をしていないと美容師に関する仕事はしていけない決まりになっています。
美容師の仕事において、資格がいかに重要であるかは、以下のリンク先でも説明しています。ぜひ参照してください。
こちらがヘアカット前にしっかりとした要望を出せば、1000円という安い料金であってもクオリティの高い仕上がりが実現します。
女性が1000円カットを利用して感じるメリット
1000円カットを利用している女性は、1000円カットにどのようなメリットを感じているのでしょうか。
その代表的な3つのメリットについて触れていきます。
安い
1000円カットが人気を集めているのは、なんといってもこの安さです。
特に女性がヘアカットをする場合、カットだけでも3000円はかかってしまいます。
通常の美容室代よりも格安で済んで、その分浮いたお金をコスメやネイルサロン代などに費やす女性は少なくないでしょう。
速い
通常の美容室は、「事前予約」→「カウンセリング」→「シャンプー」を経てから「カット」という手順です。
しかし、1000円カットは入店して自分の順番が来たら、すぐにカットに入ります。
施術内容もカットのみのため、0〜15分ほどで終了し、事前予約も不要です。
時間がない人・忙しい人でも、時間がかかりません。
カット後にシャンプーをしないと切った髪の毛が頭皮に残ったりしない？と心配になりますが、1000円カット専門店では、切った髪の毛を吸引する専用の掃除機のようなものがあり、カットした髪の毛を吸い込んで取り払ってくれます。
気を使わない
美容室に通う女性は、美容師との会話が楽しいという人もいるでしょう。
美容室に通っているうちに特定の美容師と仲良くなり、その人の施術を受けたいから指名して予約をするということも珍しくありません。
しかし、すべての女性がそんな嗜好ではありませんよね。
人見知り・話下手なタイプの人は、美容師がいろいろと話しかけてくるのが苦手という人もいます。
そんな方にも1000円カットはぴったり。オーダーを伝えて仕上がりを待つだけ。
1000円カットで美容師さんが話しかけてくるのはカット前のお客の要望の聞き取り、カット途中の確認の時くらいです。
カット中はただ座っているだけでいいので、不要な気を使う必要もありません。
女性が1000円カットを利用して感じるデメリット
女性にとってメリットのある1000円カットですが、良い面だけでなくデメリットがあることも見逃してはいけません。
では、女性が感じる1000円カットのデメリット部分は何なのか、具体的な3つの例を挙げます。
予約・指名ができない
1000円カットは、事前予約なしで入店できるのがメリットですが、それをデメリットと感じる人もいます。
1000円カットは休日になると来店者が殺到するので、最悪1時間以上待つこともあるでしょう。
予約制があれば待ち時間は不要ですが、1000円カットの場合は混雑時の弊害があります。
通常の美容室の場合、馴染みの美容師ができてその人との意思疎通が深いものになれば、自分の嗜好なども理解してくれるので、美容師を指名して自分の思い通りのヘアスタイルにすることが可能です。
しかし、1000円カットは指名のシステムがないため、美容師と顔なじみになって自分の嗜好を知ってもらうといった手順が踏めません。
美容師とお話しして楽しい時間を過ごすのが好きな人であれば、1000円カットは味気ないものと感じるでしょう。
シャンプー・セットの有無
1000円カットは、ヘアカットのみで洗髪すらありません。
カット前後にはシャンプーをしてもらっていたことに慣れている人だと、シャンプーの施術がない1000円カットでは、気分がスッキリしないかもしれません。
また、シャンプーがないと、髪に塗布したヘアスタイリング剤を落とさない状態でヘアカットをします。そのため仕上がりが希望の髪型になっているのか判断しにくいです。
1000円カットを利用する際は、スタイリング剤などを使わずに訪店した方がよいでしょう。
また、常に美容室でヘアメイク・セットをしてもらっている人は、ただカットだけをして終了という1000円カットは物足りないと思うかもしれません。
髪質・髪の悩みに対してのカウンセリングがない
美容室での施術の場合、お客の希望、髪に対する悩みを聞き出すカウンセリングを行いますが、1000円カットはカウンセリングを省いてすぐにカットに入ります。
1000円カットは「仕上げの早さ」もサービスの一環だからです。
1000円カットでもカット前にお客の希望は聞きますが、美容室のように別の席をもうけてじっくりと時間をかけて聞き出すことはしません。
そのため、自分の希望が100%美容師に伝わらず、思い通りの仕上がりにならないと思う人もいるようです。
どんな風にオーダーすれば良い？
1000円カットは事前カウンセリングがないためカット前にこと細かく説明する人もいますが、1000円カットは「安い料金で大勢のお客を相手する」という経営方法なので、お客1人にたっぷりと時間をかけることはありません。
1000円カットで希望どおりのスタイルに仕上げてもらうのにはコツがあります。
難しいオーダーはしない
1000円カット美容室では、複雑で難しいオーダーはせず、シンプルな希望を伝えるのがコツです。
手っ取り早いのは、希望の髪型の写真・ヘアカタログを持参・スマホに撮ったものを美容師に見せることです。
ただし、完全に写真通りになるとは限らないので、あくまで「◯◯風」になることを想定しましょう。
スタイリング剤は使用せずに訪店する
訪店の際はスタイリング剤などを付けずに出向く方が、担当してくれる美容師さんも切りやすいです。
切りやすいということは施術も円滑に進みます。
髪をセットせずに出向くのは気が引ける場合もありますが、配慮しておきましょう。
まとめ
美容室慣れをした女性にとって1000円カットは「安い分クオリティが低そうで変な髪型にされそう」というイメージを持っている人もいるかもしれません。
しかし1000円カットの美容師さんは、れっきとした資格取得者なので、安心してヘアカットを受けても問題ありません。
1000円カットが未経験の方は、一度試してみてはいかがでしょうか。
